Shonan iPark Science Cafe

響き合え、科学。










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響合え、科学

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

オフターゲット毒性は、臨床試験中の抗がん剤に共通した作用メカニズムである

Science Translational Medicine 11 Sep 2019: Vol. 11, Issue 509, eaaw8412 "Off-target toxicity is a common mechanism of action of cancer drugs undergoing clinical trials" [Abstract] This paper elucidated that 10 drugs inhibit proliferation …

自閉症スペクトラム障害の腸内微生物叢は、マウスにおいて行動症状を促進する

Cell. 2019 May 30;177(6):1600-1618. "Human Gut Microbiota from Autism Spectrum Disorder Promote Behavioral Symptoms in Mice" 【概要】 米国ヒトマイクロバイオームプロジェクト(HMP)も2008年から継続して続けられ、ここ数年で代謝疾患、腸管炎症、…

「中枢神経疾患に対する、ゲームを基盤とした治療介入」~小児注意欠陥・多動性障害と多発性硬化症への適応例~

【発表の概要】 最近、Internal medicine (IM)以外の中枢神経疾患に対する介入療法の研究が盛んになってきた。今回はその一例として「ゲームを基盤とした治療介入」を紹介する。 適応症は精神疾患に分類される幼児注意欠陥・多動性障害(ADHD)、そして変性…

遺伝子に潜在的にコードされるmodifier geneで、筋ジスが根治される可能性

Kemaladewi et al. 2019 Nature 要旨 原因遺伝子に依存しないmodifier geneを介する革新的な治療法が承認され始めている (例, SPINRAZA®)。本論文では、先天性筋ジストロフィーのMDC1Aの原因遺伝子Lama2完全欠損が、類似の機能を有するLama1を増強させる事で…

【セミナーのご案内】第22回Tonomachi Cafe: 人工知能による知的医療・福祉サービス~知能システムエンジニアリングによる社会実装にむけて

現在、羽田空港対岸の殿町キングスカイフロントにおいて、 ライフサイエンスの拠点形成を進めております。 昨年度に引き続き、リサーチコンプレックス推進事業の一環として、 小規模サイエンスカフェ「第22回Tonomachi Cafe」を開催いたします。 テーマは「…