Shonan iPark Science Cafe

響き合え、科学。










湘南アイパークサイエンスカフェ

響合え、科学

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「湘南アイパークサイエンスカフェ」への思い。

ライフサイエンスの進捗はまさに日進月歩で、月に1000報もの最新論文が主要科学雑誌から発表され、新らたな疾患発症メカニズムやそれらに基づく治療法が提唱・検証されつづけています。湘南アイパークに集うテナント各社は、こうした最新サイエンスの動…

DNAナノロボットは、in vivoで分子トリガーに応答して癌治療薬として機能する

Suping Li et al. 2018 Nature Biotech 要旨: 筆者らはナノスケールでその構造を自由に設計できるDNA origamiとDNA アプタマーを組み合わせることで、分子応答性ドラッグ放出キャリアー “DNA nanorobot”を構築した。本キャリアーにはトロンビンが搭載されて…

神経回路の非侵襲的制御のための音響標的化学遺伝学

Szablowski et al. 2018 Nature Biomedical Engineering <概要> これまで、血液脳関門通過が困難な薬剤の脳内送達等には侵襲的な方法が主に用いられてきたが、acoustically targeted chemogenetics (ATAC)を用いることで非侵襲的に、かつ、細胞特異的に薬物…

【セミナーのご案内】第21回Tonomachi Cafeについて【VR技術の医療活用への未来】

羽田空港対岸の殿町キングスカイフロントにおいて、リサーチコンプレックス推進事業の一環として、小規模サイエンスカフェ「第21回Tonomachi Cafe」が開催されます。 テーマは「VR」。最近ではエンターテインメント分野だけではなく、 工場での生産管理や教…

iPS細胞を用いたヒトのニューロンの動態およびダウン症候群のin vivoモデルの確立

ロンドン王立大学のグループから発表された本論文は、マウスの脳内でヒトiPS由来の神経のシナプス形成や刈り込みを長期間観察できることを示した論文であり、昨年の11月16日号のScience誌に掲載されました。特筆すべきは、トリソミーを持つダウン症の神経細…

湘南アイパークサイエンスカフェの新しいポスター

脳オルガノイドによるヒト大脳皮質と同一の細胞多様性の再現

3D organoidとLarge-scale single cell profilingの技術の融合は、これまで成し得なかったヒトの脳の発生および疾患のメカニズムの解明の強力なツールとして注目されています。しかしながら、オルガノイド間でのバラツキが問題視されており、さらに発生過程…